市場共生経営について 4
ニッチマーケットに特化して、より優れた"製品とサービスのパッケージ"を提供するという事業の立ち上げ方法がもたらした成功なのです。
また、特殊鋼製造メーカー、ヌコァ社、前書きでとりあげた更生タイヤメーカーのバンダグ社といった、ごく限られた数の企業は、ほとんどの同業他社が次々に敗退していくという困難なマーケットにありながらも、市場共生経営を導入することにより、素晴らしい業績をあげています。
技術力を基盤とした企業は、規模の大小にかかわらず、市場との共生という域に達していない場合がほとんどです。
一見マーケット指向が強いように思われるごく小数の企業でさえ、市場共生経営に沿った事業経営はなされていないのです。
さらに、市場共生型であったはずの企業の多くが、その原動力を見失ってしまったばかりに、競争力をなくしているのです。
企業が成長し、成功していく進化の過程を示したものを見るとよくわかります。
創業期、企業は市場共生経営に不可欠な、すべての特徴を備えています。
組織は集約的で、対応も素早いのです。